O2O(Online to Offline)というワードがよく使用されておりましたが、近年ではO2Oという概念が
マーケティングにおいて非常に重要となってきております。
デジタルが世の中に深く浸透してきて、もはやオンラインとオフラインは、ユーザーの心象による隔たりがなくなりつつある今、「オンラインからオフラインへ!」(O2O)という概念ではなく、「オンラインとオフラインの融合させて、ユーザー起点でタッチポイントを考える!」ということが、これからのマーケティングにおいて大切になってきます。
O2Oとは?
O2Oは「Online to Offline」の略です。
意味は「オンラインからオフラインへ。」
デジタル及びインターネット上である「オンライン」から、ネット外の実店舗やリアルイベントなどの「オフライン」での行動へと流動を図ること。
また、オンライン上で接触した情報により、ユーザーの心理を変化させて、オフラインでの購買行動に繋げるようなことを示します。
過去にまとめてみたデジタルコミュニケーションの一般的な全体像の図をまとめてみました。
今ではECサイトでの購入が容易にできる時代になりましたが、デジタル上でのCVが最終的に持たない時などは、
デジタル上での集客を図り、様々なオンラインんでのタッチポイント経て、オフラインである実店舗などに誘導を図ります。
OMOとは?
OMOは、「Online Merges (with) Offline」の略です。
意味はオンラインとオフラインの融合。
この言葉は、2017年9月頃に元Googleチャイナで、現在シノベーションベンチャーズの李開復(リ・カイフ)が提唱した言葉で、2017年12月に、ザ・エコノミスト誌にて発表されました。
概念としては、今までオフラインの後にオンラインが接しているイメージでしたが、
今後はオフラインとオンラインの融合により、一体として捉えた考え方になります。
便宜的には融合として捉えておりますが、これからのさらなるデジタルの発展を考えると、
デジタルがオンラインを取り込むというような考え方をしても良いでしょう。
OMOとDX(デジタルトランスフォーメーション)
OMOとDX(デジタルトランスフォーメーション)には密接な関係があると考えております。
デジタルトランスフォーメーションとは「IT(情報技術)の浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」ということですが、具体的には、ビジネス基盤や社会インフラが変容(トランスフォーム)していくことです。
OMOとは顧客視点でチャンネルのタッチポイントの融合させることを考えた場合、
これまでに多くの企業のマーケティング手法として一般的であったO2Oが崩れます。
つまり、過去のマーケティング手法を見直しを図るということになるので、そこからOMOに転換することで
新たなるマーケティング手法の確立が成されて「ビックデータの取得と活用」を併せれば、それはデジタルトランスフォーメーションを行うことになるでしょう。
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