プロジェクトを始める際に、キックオフミーティング(kickoff meeting)は行いますか?
私はこれまでプロジェクトを新規で始める際に、行ってきましたが
この「キック オフ ミーティング」の出来次第で最初のチームの雰囲気の良し悪しや、
メンバーの積極性に大きく影響がありました。
今回はキックオフミーティングを成功させる秘訣をご紹介します!
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そもそもキック オフ ミーティングって何するの?
プロジェクトを始める際に、目的や概要、スケジュール、コスト、各スタッフ紹介、役割の定義等を確認するための
一番はじめに行うミーティングです。
もちろん業務上の連絡的な意味合いもありますが、これにより初期のメンバーの意識やチームの雰囲気に大きく影響も与えます。
間違ったキック オフ ミーティング
間違ったキックオフミーティングは以下の様なものが挙げられます。
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・共有すべき情報を定義していない。
・アジェンダを用意していない。
・単純な顔合わせと紹介で終わる。
・世間話ばかり、プロジェクトについてあまり話さない。
・一方的に要件を伝えて終わる。
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一見、「そんなことはしないよ、!」と思うかもしれないですが、
私が過去に参加したキックオフミーティングでは実際、この様な物も幾つかありましたので
基本かもしれないですが、注意が必要です。
キックオフミーティングの成功とは?
キックオフミーティングがきちんと成されると、下記の様な成果が挙げられるかと思います。
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・プロジェクトの概要や温度感などの正確な共有
・目的に対しての意識や姿勢の共有
・チーム内でのコミュニケーションの活性化
・役割の正確な定義による各業務に対するスタッフへの責任感の保持
・共有しやすい雰囲気により、各メンバーからのリスクやアイデアの提言の可能性
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依頼・共有事項の定義と整理(超重要!)
本当に基本的なことですが、この打ち合わせの目的や、
共有すべき事項はしっかりと定義しておくことが大切です。
一般的な共有事項は下記になるかと思いますが、それぞれのプロジェクトに応じて、
具体的にどの様にメンバーへ説明すれば良いかも含めて、事前にシミュレーションをすると良いでしょう。
- プロジェクトの概要
(業務内容、予算感、プロジェクトの意義や位置付けなど) - プロジェクトのゴール
(成果目標、完成後のフロー等) - メンバー紹介(名前、役割)
- 直近の具体的なアクションの確認(作業項目、取り組み方、注意点)
- 質問事項
「依頼・共有事項の定義と整理」を上手く活かせる裏技
一般的には上記の内容で項目としては十分ですが、さらにオリジナルで共有の精度や
チームの雰囲気が上手くいくメソッドをまとめます。
赤文字の箇所は私の経験上のメソッドですが、重要なのは「エモーション」です。
単純な業務連絡だけでは機械的になってしまうので、この様に「感情が入る人間的な背景や経緯の説明」を入れると、より理解度が浸透して温度感の共有や共感をメンバーとシェアすることができました。
是非お試しください!
- プロジェクトの概要
(業務内容、予算感、プロジェクトの意義や位置付けなど)+クライアントから依頼された経緯 - プロジェクトのゴール+クライアントの熱量の共有
(成果目標、完成後のフロー等) - メンバー紹介(名前、役割)+それぞれのメンバーとの関係性
- 直近の具体的なアクションの確認+あくまでも営業側が考えた内容として、より効率的な方法があるか確認
(作業項目、取り組み方、注意点) - 質問事項
各スタッフからのヒアリング
営業やアカウント陣営など、キックオフミーティングを回す側で間違いがちなのは、
最初から100%言われた通りやらせるということ。
さらに良いアイデアが出てくる可能性や、あまり押し付ける様な形にしてしまうと、
軽微なリスクの情報なども、各スタッフから提言される可能性が低くなってしまいます。
キックオフミーティングで、各スタッフにプロジェクトを押し付ける様なやり方は、
非常に危険なやり方です。
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