一見高そうなイメージがついている万年筆ですが、昨今では100円ショップでも販売されていたりします。
雑誌の付録についていたり、はたまた車が買えるくらいの高額の物まで。
そんな万年筆の値段が大きく違う理由について解説していきます。
目次
ペン先の材質
大きく異なるのが、ペン先の材質で値段が変わってきます。
万年筆のペン先は「金」と「ステンレス」の2種類。 値段の違いは約2倍です。
金である理由はざっくり言うと、耐久性です。
万年筆のインクは当時酸性のものが多く、この酸に耐えられるのが金であったため、採用されました。
価格差としては倍くらい異なります。 相場は国産の金ペンであれば1万円~、ステンレスは安いもので100円~になります。 ちなみに金は半永久的に使えるのに対し、ステンレスは毎日書くと3年から5年くらいの寿命になります。
ボディの材質
値段が異なるもう一つの要因はボディの材質です。
一般的な材質はプラスチックとなりますが、金属、漆、木、エボナイト(ゴムの原材料)、セルロイド(ブリキの玩具等に使用)、高額なものだとダイヤモンド張りなどが使われています。
プラスチックと比較し、大量生産ができず製作過程で手間がかかる。ゆえに値段が跳ねてしまうという仕組みです。
ブランド
車やバッグと同様、万年筆にもいわゆるブランド品が存在します。
代表格で言えばモンブラン、カルティエ、デュポンといった筆記具以外にも取り扱っているメーカーのことを差します。
全く同じ素材や昨日でも値段を見るとびっくり。国産品と比較すると3~5倍くらい上がります。
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